年間行事
どんぐり向方学園が所在している長野県天龍村向方地区は天龍村の中でも特に山深いところに位置しており1956年までは神原村の中心地でした。その中で向方の学校は一時期200人の児童・生徒が在籍する時期もあったそうです。
その栄えが今も続いているわけではありませんがどんぐり向方学園が再び向方に光を差しました。小規模な学校ではありますが1年間の活動の様子を紹介します。
4月
入学式、始業式
期待と不安を胸に日本全国より児童・生徒が入学し、寮生活を送ります。
春~夏
総合畑作業 春から夏
児童・生徒がそれぞれ作物を決めて農作業を実践します。
4月
籾まき
総合では畑作業と並行して稲作も行います。田植の準備作業です。
5月
田植え
籾は稲の苗となり田植えが出来るようになります。裸足で田んぼへ!
5月
春の田んぼの学校
一般参加の方も来るイベントで開校以来の恒例行事です。田植の他にも泥んこ遊びやバーベキュー、温泉などを楽しみます。
6月
春の校内マラソン
全校で地域の林道を使用したマラソンが行われています。運動不足な子もこの大会で自信を付けます。
6月
新野ロードレース大会
隣町の阿南町新野にて開かれる大会に児童・生徒も参加します。各部門に分かれて走り、中には入賞する子もいます。
6月
春の三校交流
どんぐり向方中と近隣の天龍中・遠山中が集まり、交授業を行います。どの学校も人数が少なく貴重な体験です。
7月
サマーキャンプ
夏休み直前に一般の方や保護者、卒業生を交えてキャンプをおこないます。
7月
サマーキャンプ
かまど作りやカレー作り、スイカ割り、キャンプファイヤー、花火、流しそうめんなどです。
8月
泰阜高原ロードレース大会
夏休み明けに隣の泰阜村で開かれる大会に参加します。
夏休み明けから山の中への運動へ再び戻します。
9月
天龍村民運動会
村の天龍小中学校や役場、村民と一体となって開催される運動会です。
ユニークな種目もあり、毎年盛り上がります。
9月
稲刈り・はざかけ
春に植えた稲がこの時期に実りを迎えます。田んぼの学校の練習として子どもたちは稲刈りを主に授業で行います。
9月
秋の田んぼの学校
春の続編のイベントで稲刈りとはざかけを中心におこないます。夜のバーベキューや温泉はこの時期、涼しくて楽しめます。
10月
総合・課題探求発表会
自分の育てた野菜について総合で発表します。課題探求は自分の興味のある分野を調査研究し、発表するという本校独自のカリキュラムです。小中高の全学年対象です。
10月
宿泊研修旅行
毎年行先は変わります。観光や体験活動をして学びます。
11月
脱穀
9月に刈った稲を機械にかけ、玄米にします。終わったものは袋詰めされ、ようやく食べられるようになります。
11月
収穫感謝祭
脱穀した米を使って餅つきやおはぎ作りをおこないます。一般の方も参加できますし、地域の方へ配ったりします。
12月
ゆべし作り
天龍村特産の珍味のゆべしという食品の生産を体験します。
児童・生徒が作ったものが実際に出荷販売されます。
1月
スキー教室
比較的雪の少ない南信ですが年1回スキーの授業をおこないます。初心者もほとんどの子が滑ることができるようになります。
1月
百人一首大会
天龍中とどんぐり向方中との合同で百人一首大会を開催します。混合チームで取った枚数を競い、上位者には表彰があります。
2月
天龍梅花駅伝
村の一大イベントで県外から多くの選手が集まる大きな駅伝大会にどんぐりの陸上部が参加します。過去、全ての大会で完走しきっています。
2月
味噌作り
総合で育てた大豆を使い、味噌作りをおこないます。ここで出来た味噌は給食に使われます。
3月
卒業証書授与式
小中高と合同で厳かにおこなわれ、保護者や卒業生、地域の方々も見に来てくださいます。今までの思い出が蘇り涙を流す教員や生徒もいます。
服装
学園指定の制服はありません。式典の際は制服もしくは制服に準じた服装(ブレザーなど)を着用してもらいます。
体育、総合の学習など外で活動する際は学園指定の体操着を着用してもらいます。