学園長挨拶
天龍校譲高校は、広域通信制の高校です。本校は、向方小中学校と同様、基礎学力の重視と、体験学習、課題探求学習を重視します。体験学習、課題探求学習は、計画・実行・反省に基づく人間生活において必要な物事の企画と実行を身に付けることが出来るようにカリキュラムを設定します。本校は、「きめ細かな教育」と「体験学習の実践」を標榜し、3年間の小中学校の教育実践を元にして、2008年4月に新たに開校しました。本校は、形式的なうわべの教育を廃し、真に生きる力を育む「前頭葉を鍛える教育」を進め、「真心と思いやり」、個性の育成に当たっています。基礎教科の授業において、スクーリングでは生徒を閉塞した教室から解放し、自然体験や生活体験を尊重しています。「遊びの中で脳は鍛えられる」の考えに立って、山村の自然豊かな環境の中で、人間性を磨き、自立心を促す教育を行ないます。したがって、既存の、高校卒の資格取得のみを目的とする受身で消極的な通信制高校とは一線を画します。
現在、文部科学省では、教育の多様化に向けた取り組みが為されています。「高等学校教育改革の推進」の中で、通信制課程、そして単位制高校が取り上げられています。本校は、柔軟に規定された教育制度を、多様化・個性化時代に即応できる独自の高校教育実現のためのカリキュラムを実施しています。本校が独自に実施している「課題探究学習」に代表されるように、一般の全日制高校や他の単位制通信制高校にない新しい学習の形を提供します。
本校は、自由で伸び伸びとした校風を堅持し、田舎の良さを生かした生徒一人ひとりの癒しの場としての意味合いも持っています。ここで、生徒一人ひとりが考えなければならないことは、各人が自律心を持ち、自己成長を進め、一定の社会性と節度をわきまえた行動を取ることが必要であることです。
本校に入学した諸君は、この天龍興譲高校で、かけがえのない貴重な日々を過ごします。そうして、多くの人と出会い、「自分がやられて嫌だと思うことを相手にしむけない。」を実践することによって人間性を磨き、明るく楽しい学校生活を送って欲しいと願っています。諸君は、己をつまらない従来の考えで規定せず、改めて高い目標を設定してください。そしてそれに向かって邁進して欲しいものです。
個性あふれる諸君の入学をお待ちしています。
教育方針
学校教育法第一条に規定された正規の広域単位制通信制高校です。
単位制、通信制の制度を最大限に活かし、基礎学力重視と体験学習、課題探究学習を進めることによって「独自の一校」作りを行っている高等学校です。
学校の目標は、生徒一人ひとりが「個を確立」し、「真心と思いやり」をもって、有意義で楽しく明るい学校生活を送りながら、生きる力を育み、将来の夢の実現を果たしてもらうことにあります。
開講科目
普通科運営により、オーソドックスな科目を開講しています。
1年次では必修科目が中心となりますが、2年次以降、生徒が科目選択を行います。
たとえば数学を1年次で終えることも可能であり、また3年間数学をとり続けることも可能です。5教科中心の学習とするか、自らの学習テーマを立てるかも、生徒本人が決めることができます。
スクーリングは年間10日以上です。
授業は月-金の9:00-16:45の時間帯で実施しています。
本校の授業は午前4時間、午後4時間の1日8時間行っています。この時間割枠の中で、柔軟な登校形態が選択でき、一人ひとりの「今」にあったものを選ぶことが可能です。また、放課後、教科によっては意欲ある生徒とともに勉強会も行っています。