学校法人どんぐり向方学園

特色・沿革(小中学校)

小中学校の特色

  • 信州の南端、愛知県と静岡県に隣接する自然豊かな天龍村にある学校です。
  • 学校目標は「自ら動く子を目指して」です。
  • 前頭葉を鍛える学習、つまり真に生きる力を育み応用力を身に付ける学習を実践し、一人ひとりの個性を大切にします。これにより不登校や発達障害のある子どもも、自らの価値を再発見し新たな可能性を見出します。
  • 農作業やモノつくりなど、生活体験、自然体験等の体験学習、課題探究学習を取り入れて前頭葉を鍛えるカリキュラムを実施します。
  • 天龍村ならではの環境を生かして、遊びの中で脳を鍛え、生きる力を育み、応用力、柔軟な思考を身に付けます。
  • 寮生活をする中で、「真心と思いやり」、つまり「自分がやられて嫌だと思うことを相手にしむけない。」を実践し、相手のことを考え、自分の意見を言えるようになります。

前頭葉を鍛える教育

信州の大自然の中で、「前頭葉を鍛える教育」により、一人ひとりの個性を大切に「応用力」「生きる力」を身に付けます。また、日本古来の教育(読み書き計算)を新たな視点で実践しています。
「前頭葉を鍛える教育」で、更に寮生活をする中で不登校が1週間で改善し、発達障害が改善します。前頭葉を鍛えるこの教育によって、子どもが自ら勉強し、思いやりのある人間性豊かな子に成長しています。
「前頭葉を鍛える教育」は、半年、一年などの短期間では効果は薄く、3年以上受けることでより良い効果が現れます。
軽度発達障害は、病気とは言えない場合が多く「前頭葉を鍛える」ことで回復することが知られています。事実、本学園では「前頭葉を鍛える教育」によって多くの子どもを回復させてきました。是非一度見学にお越し下さい。

前頭葉とは


大脳の中にある4つの部位の一つで、脳の前半部にあります。
人間だけが極端に発達した部位で、
人間らしい行動をするために大変重要な働きをしています。

前頭葉の働きが弱くなると


切れやすくなる、物事に固執しやすくなる、柔軟性がなくなる・・・
といったことが起こります。

体験学習や課題探求学習によって前頭葉は鍛えられます

  • 暗算や簡単な計算、音読などをする
  • 論理を自分なりの考えにまとめる
  • 自ら決めた課題を順序に従って遂行する

繰り返し行うことにより
前頭葉が常に刺激を受け鍛えられ
「生きる力」が育まれます。

ココロが育ち(思いやりなど)
自ら考え、動く人になります。

教育の特色

「どんぐり向方学園」で過ごす
向方小中学校は、小学1年生から中学3年生までの全ての児童・生徒を対象としています。どんぐり向方学園の教育の特色は、「前頭葉を鍛える教育」の実践をしていることにあります。その教育は、基礎学習の徹底と農業やモノつくりなどの豊富な体験学習をしています。英語・数学は、習熟度別のクラス分けをして実践しています。

一人で身の回りのことができる寮生活のできる子どもです。親元を離れることによって、子どもも親も自らを見つめ、個を確立する機会となります。地域の人たちや学園スタッフの方々と一緒に話し、考え、作り上げることによって年齢差を越えた交流が行われ、智恵と真心と思いやりの大切さ、互いを認め助け合うことの重要さを学びます。そうして、子どもたちは、「生きる為に何が必要か」を考えます。

「習う」とは、学んだことを実践で試すことを意味しています。年齢、地位に関係なく、学んだことを実践し、一人の人間として認め尊重する場が「どんぐり向方学園」です。

他の私立学校にはない、どんぐり向方学園の特徴

学校法人どんぐり向方学園は私学ではありますが、天龍村の公立小中学校の校長会、教頭会、教育委員会との交流事業などにも参加しています。
生徒も、公立中学校(天龍村立天龍中学校、飯田市立遠山中学校)、小学校(天龍村立天龍小学校)と年数回の交流を行っています。
7月には三校(遠山中学校、天龍中学校、どんぐり向方中学校)の交流会があり、9月には天龍村の村民大運動会があります。そして、11月には村文化祭、秋の三校交流会が行われ、1月には天龍中学校との合同の百人一首大会があります。

沿革

年 月内 容
2017年4月1日愛知県名古屋市と岐阜県恵那市に面接指導教室・フリースクールを設置。
2015年3月7日学校法人どんぐり向方学園開校10周年記念式典
2009年3月31日小学校児童として1名が初の卒業。阿南町新野の中学校へ進学。
2006年 3月 31日生徒3名が初の卒業。日生学園第一、第二高校に各1名進学。
2005年 10月13日 学校法人どんぐり向方学園開校記念式典
2005年 4月 01日学校法人どんぐり向方学園開校。校舎、寄宿舎は引き続き村より借用。フリースクールより在籍していた生徒が籍を移し入学。また初の新入生1名が入学。
2005年 1月 29日 学校法人の登記完了。
2004年12月 12日「地域と一体化したプロジェクト教育推進特区」の特区認定。
2004年 6月 30日特区学校法人どんぐり向方学園の寄附行為と小中学校設置認可を長野県に申請。
2004年 5月 21日長野県より学校法人どんぐり向方学園認可(寄附行為認可)及びどんぐり向方小学校、どんぐり向方中学校の開校認可を得る。
2002年 1月長野県よりNPO 法人どんぐり向方塾の認証を得る。
2002年 4月寄宿舎竣工式(4/30)。旧向方小学校及び寄宿舎を村より借用してフリースクールどんぐり向方塾の活動開始。5月1日より生徒募集。
2001年 4月向方校区住民が旧向方小学校の廃校承諾書を村に提出。
1999年 2月構想の原案を天龍村に提案。以後、地域住民と懇談、意見交換。