学校法人どんぐり向方学園

子どもの声・保護者の声

保護者の声

2019年度卒業式にて保護者よりメッセージ

卒業生の皆さんご卒業おめでとうございます。
新型コロナウイルスの影響で、式に参列できないことは大変残念ですが、立派に成長し、堂々と今日の日を迎えている皆さんの姿が、目に浮かんでいます。

子どもたちは、大自然の中にある、このどんぐり向方学園で、先生や職員の皆様の、温かく、時には厳しい、愛情いっぱいの眼差しの中で過ごすことができ、生きていくうえで
とても大切な、自己肯定感を育んでもらえたと思います。
小学生から高校生までが共に暮らす寮生活では、お互いケンカしながらも、いいところも悪いところも受け止め合って、兄弟のように過ごせていたのではないかと思います。

一筋縄ではいかない個性的な子どもたちばかりで、先生方も指導方法に悩み、苦労されたことと思います。
日々の生活の中で、諦めず、根気よく、常に励まし、理解し、能力を伸ばそうと努めてくださったこと、また、毎日の3度の食事作りや、寮での生活を見守ってくださったこと、心から感謝申し上げます。

子どもたちは、これからの人生で、つらく、けわしい壁にぶつかることもあると思いますが、どんぐり向方学園で育んでいただいた基礎基盤があるので、何でも乗り越えていけると、私は思っております。
~中略~
言葉では言い尽くせないほど、感謝しています。
皆さん、本当に、ありがとうございました。

子どもの声(中3)

僕は、中一の時、いじめにあってだんだん学校に行くのがつらくなり不登校になりました。
そして僕は学校が嫌いになりました。・・・
そんなときに、インターネットで見つけたのがここどんぐり向方学園でした。
そして体験入学を1週間しました。
最初はすごく心配なことや不安なことが多かったけどそれを消してくれたのがOくんでした。
なぜならOくんは次は何をしたらいいのかなどをしっかりと教えてくれたのでとても助かりました。・・・
6月末に体験入学が終わり、家に帰ると暇な日々が続き、どんぐり向方学園のことを思い出すたびにまた行きたいと思えるようになりました。そして7月、僕はもう1度体験入学をして決めました。
「ここに転校しよう。」
そして8月ついにここに入学することになった僕は荷物を持ってどんぐり向方学園に行きました。
僕はとても楽しみでした。なぜならここにいるとみんなともっといろいろ話をしたかったからです。・・・
登校当日、最初に思ったことは寮から学校まで徒歩1分以内に学校に到着するので登校に不便はありません。
なので僕はここに来てよかったと思いました。そして「日常生活」と「学校」に登校という僕の2つの課題が同時にクリアできた場所でもあります。
なので僕はこのどんぐり向方学園にとても感謝しています。
そして11月、今僕は楽しく学校に登校し楽しく勉強して楽しく日常生活を送っています。
~平成30年8月入学生~

子どもの声(中2)

中学校では、初めはきちんと学校に行っていたけど入学から3ヶ月後学校がいやになっていかなくなりました。
理由は学校でいじめてくる人がいて今度はもう無理と思いました。
そしてまったく学校に行かなくなり、そこで学校の先生から保健室登校どうですかと誘われて1~2ヶ月くらい行っていたけど、いやな人と会うからいやだなと思いました。
そして保健室登校もいやになりずっと学校にはいきませんでした・・・
そして、そこで見つけたのがどんぐり向方学園です。
去年の10月後半あたりに体験入学をしました。
初めは、けんかなどをしました。でも、どんどん友達と仲良くなり、どんどんなじめました。そして先生方にも慣れました。
体験の終わりの帰るときはもう少しどんぐりにいたいなと思いました。
そして11月半ばに入学しました。
苦手な国語、社会、英語も少し得意になりました。数学は大好きで楽しいなと思って授業を受けています。
そして体育も大好きで、特にサッカー、バレー、バスケなど球技系は得意です。・・・
今年、後期には投票結果で僕が生徒会長になりました。
~平成29年度12月入学生~

保護者の声

次男は小学2年生の時に、アスペルガー症候群と診断されました。
IQが高く、読書が大好きで、大人が思いもよらない計算方法などを編み出したりしていましたが、
人に教えられるのが嫌いで、納得いかないことはやらないというふうだったので、公立の小学校では問題児になりました。
岡崎のサドベリースクールシードーム、田原のゆずりは学園を経て、5年生からどんぐり向方学園へ入りました。
畑や田んぼなど農作業をしながらの寮生活です。
この学校は発達障害に理解があって、太陽のように明るい先生がいて、次男に合う勉強方法を探すためいろいろと試行錯誤して下さり、次男の能力を引き出し伸ばして下さっています。
例えば次男は中1でしたが、数学は中3の子と一緒に授業をしてくれ中学卒業レベルである数検3級に合格しました。
先生は、次男のことをとても理解してくださっていて、例えば次男が不機嫌そうな顔をしているとき、なぜ不機嫌なのか分かるそうです。
つまり、それだけ次男と向き合って、話をしてくれているということなんですね。
次男はとても穏やかで優しく、目が合うとニコッと笑ってくれるし気を使ってくれます。こんないい子に育って、有難いなあと思います。
理解し励ましてくださる先生方と、いいところも悪いところも受け止め合い兄弟のように過ごせるお友達のおかげです。
あまり次男のことを褒めると親バカで恥ずかしいと思いますが、発達障害で悩んでる親子さんに、こんな学校がある、素晴らしい先生がいると伝えたいし、発達障害は改善すると伝えたいです。
生徒が少ないから、増えて欲しいなあと思います。

保護者の声

私の長男は、小学校に上がった頃より、なぜかお友達に嫌がらせをすることや、善悪の判断がつかずに他人に迷惑をかけることが多くなってしまいました。
当然のことながら、学校の先生方に怒られることも多く、勉強もだんだんとやる気がなくなってしまいました。
小学校5年生の1学期には毎朝、泣く長男を登校させるのに私は必死でした。
長男に会った学校はないだろうかと思っていたところ、インターネットで見つけたのがどんぐり向方学園です。まず、長男を精神的に安定させたいとの一心で体験入学をしました。
どんぐり向方学園についてすぐに、長男は「ここに決めた!」と久しぶりの笑顔をみせました。
初めての寮生活で最初はさみしくて泣いていたようですが、1週間後に迎えに行った時、顔つきが全く変わっていて家族全員びっくりしたのをよく覚えております。
入学してからは、勉強も苦手ながらも楽しいと前向きに取り組めるようになり、家では何もできませんでしたが、寮生活では、自分で洗濯、掃除ができるようになりました。
今までは、何でも買いたがったり、自分の欲求が満たされないと泣いたり暴れたり大変でしたが、今は心が満たされているためでしょうか遠慮深すぎてしまうほどです。
長男は、どんぐり向方学園の先生方のことが大好きで、家族のように甘えています。少人数できめ細やかな指導が受けられるのがどんぐり向方学園の一番の強みだと思います。
私は、長男をいかに良い先生方のもとで学ばせるかということを大切に考えてきました。
どんぐり向方学園の先生方は、愛情を持って子供を一個人として尊重し、真剣に接して下さいます。
私は、日々、先生方に感謝と尊敬の気持ちで安心して子供を預けております。
どんぐり向方学園で愛情を持って育てられた経験は、大人になったときに大きな力になることを確信しております。
これからも、しっかりと先生方と連携を取りながら、長男の将来の夢に向かって親も努力していきたいと思います。

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