学校法人どんぐり向方学園

ご寄付について

学校法人どんぐり向方(むかがた)学園の趣旨に御賛同される方の御寄付をお願いしております。

ご寄附のお願い

時下、ますますご清栄のことと、お喜び申しあげます。

さて、私ども学校法人どんぐり向方学園は、2005年4月、全国で初めてNPO法人を母体として開校し、2006年2月に長野県より特定公益増進法人の承認を得ることができました。当学園は、定員30名の男子寮と定員6名の女子寮を持ち、不登校児童生徒、軽度発達障害を含むすべての小中学生を対象にした、前頭葉を鍛える教育を実践している学校です。さらに、本年4月より、広域通信制の天龍興譲高校がスタートして、小中高一貫校として建学の精神(基礎学力の充実と課題探求学習による前頭葉を鍛え、生きる力を育む教育の実践)に基づき、児童・生徒の教育にちからを注いでおります。

現在の子ども達は、人が生きる上で必要な情報を得ることが少なく、「生きる力」、「応用力」が劣っています。真心と人への思いやり、人との会話、理性を働かせるための教育が乏しい状態にあります。人間が人間らしく生きるには脳の前頭葉を発達させ、理性が働くようにすることが必要で、この前頭葉は、各種体験学習、「計画・実行・反省」を繰り返し実行することによってよく発達します。物事を観察し、分からない事を調べることで、物事が明らかになって行き、一つの事が明らかになれば、さらに次のことに興味がわきます。調べる事は、「生きる力」を育む基本です。また、子どもの人間学(人との交わり・交際)としての教育は、論語の「真心と思いやり(忠恕)」を教えており、「自分がやられて嫌だと思うことを相手にしむけない。」を実践しております。これから社会に出ようとする子ども達には、必要なことであると日々の学習や生活の中で、繰り返し教えております。

学校法人創立4年目を契機とし、「建学の精神」の具現化と今日の激変する社会のニーズに対応しうる特色ある教育の推進、教育・研究活動の振興、地域社会との共生、社会貢献活動を通して魅力ある学園づくりを目指し、努力を重ねております。将来を展望し、次代を担う人材育成のため、学園諸施設の拡充等の教育環境の整備、より一層の教育・研究内容の充実を図るべく、別記の諸事業を計画いたしております。この事業計画の達成により、有為な人材の育成を通してその社会的使命を果たしたいと念願しております。

本学園がさらに飛躍する為にも、財務体質の強化を図り、多くの構想を具現化できる財政基盤を整えていきたいと考えております。そのため、皆様方のご協力ならびにご援助をいただけるならば、当職初め、役員・教職員一丸となり尚一層の努力を進めていく所存であります。時節柄出費ご多端の折、誠に恐縮とは存じますが、ご浄財のご寄附とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

最後になりましたが、貴殿(社)の益々のご発展、さらには皆々様のご健勝あらんことお祈り申し上げます。
なお、当学園へのご寄付は、個人、法人の場合を含めて免税扱いとなります。

学校法人どんぐり向方学園 理事長 中野昌俊
平成20年9月吉日